shishintheboardのブログ

小説、雑誌、新書、専門書、TV、ニュース記事などからの気になったことをメモしたり、そこから掘り下げて黙想したいことを書き綴ります。どんな形でもいいから、表現化したいな~。

戦利品の分配

バルトゥー屋敷から分捕ってきた品々は、翼を持つ女性の石像の眼(宝石X2=160ギメル)、バルトゥーの書斎で見つけた研究書三冊(300ギメル)、書斎机の上にあった魔動機文明語で書かれたらしきノート一冊(この価値はまだ調べていない)、五本の煙管セット(700ギメル)、バウトゥーの魔法生物大全(2000ギメル)、その他の資料と実験道具(500ギメル)、魔物たちから取り上げた品々の魔力を帯びた石(250ギメル)、武器(30ギメル)といったところだ。総計、3,940ギメルだ。三等分すれば、一人当たり1313ギメル。冒険者の宿のおやじには、わしら三人の一週間分の宿代と食費を含ませてそれらの品々を相場どおりで現金に換えてもらった。五日間もあれば、次の冒険のための備えにも、情報収集にも十分だろう。


さいわい拳闘家もエルフの娘も、この配当には問題なく応じてくれた。バウトゥー屋敷内でのわしの働きがあまりなかったことを咎められるかとも危惧していたのだが、その心配はなかった。じつは、わしとしたことが屋敷内地下の部屋で罠に落ちてしまい、腰を強く打ってしまったのだ。そのせいで魔物たちとの闘いにはほとんど参加することができず、彼らの戦闘能力に助けられたのだ。もっとも室内では、弓を引く場面も少ないものだが。この借りは、次の冒険のための情報を仕入れてやることで許してもらおうと思っている。


それぞれが経験点1000点を獲得したことで、技能アップを図れるのだが、わしの場合はどうするか。まずは罠で死にかけたので、罠設置判定に有利なスカウト技能は習得すべきだろう。そしてお宝判定のためにも知識力が欲しいので、セージ技能にしておこう。