shishintheboardのブログ

小説、雑誌、新書、専門書、TV、ニュース記事などからの気になったことをメモしたり、そこから掘り下げて黙想したいことを書き綴ります。どんな形でもいいから、表現化したいな~。

TRPGを愉しむ。

いまの子どもたちは、最初のものに触れる機会がなくてかわいそうに思うことがある。生まれた時からマリオ(旧マリオ・ブラザーズではなく、スーパーマリオ)はいたし、鉄腕アトムだってスピンオフのようなお茶の水博士の若い頃の話を先に観てる。RPGだってドラゴンクエストやファイナルファンタジーを途中からやってしまえば、色鮮やかで、ビット数が細かくリアルすぎるところから始めてしまうことになる。でも最初はシンプルなところからがいいのだ。


TRPGとは、テーブルトークRPGというゲームのこと。TVゲーム、ビデオゲーム、携帯スマホ・ゲームといった電子コンピューター・ゲームができる前からあったものだ。1970年代にD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)やT&T(トンネルズ&トロールズ)が米国で起こり、人気になっていったらしい。絵と地図とキャラクターシートぐらいで、あとはGM(ゲーム・マスター)の話を聞きながら、仲間と一緒に役がらになりきっておしゃべりしながら遊ぶゲーム。普段、ノート・パソコンで仕事している私には、このアナログの世界がなんとも言えず心落ち着かせるものなのだ。


もちろん私だって、TRPGの初心者だ。うちの子どもたちにTRPGを誘えるほど、詳しいわけではない。学生時代にはTRPGなるものに触れる機会がなかったのだ。トレーディング・カードゲームが一部の若者に流行っていることは知っていた。でも自分がやるとは思っていなかった。ボードゲームなら、昔はダイヤモンドゲーム、すごろく、人生ゲームなどをしたし、いとこたちがプレゼントしてくれた『代表取締役社長ゲーム』と『クレイジー・クライマー』はとても愉しかった思い出だけが残っている。いまは亡き母親といとこらと遊んだトランプ遊びも忘れがたい。


社会人になり、子どもを授かってからこのアナログゲームに触れて、その面白さに目覚め、テーブルトークRPGにまで興味が広がってきたのだ。だから新鮮な気持ちでTRPGを愉しんでいる。GMとして物語をつくる喜びを味わっている。うちの子たちは、宝箱や魔法アイテムのトークンがあると喜ぶので、そんなものをプリントし、厚めの紙に貼ってつくったりしている。シナリオはルールブックに記載されているものや、TRPGの専門雑誌などから借用しつつ、アレンジを加えて用意する。


さあ、次はなにをしようか。T&Tの『トロールストーンの洞窟』にしようか。ゲームブックの『傭兵戦士』にしようか。少しづつ準備していこうと思う。