shishintheboardのブログ

小説、雑誌、新書、専門書、TV、ニュース記事などからの気になったことをメモしたり、そこから掘り下げて黙想したいことを書き綴ります。どんな形でもいいから、表現化したいな~。

ゲムマ神戸2017、来年も行こ!

昨年は、3月ごろからボードゲーム好きになったので、アナログ・ゲームマーケット神戸の存在を知った時には終わってた。それでもそれから丸一年間、ボードゲームとTRPGにどっぷり漬かってきたのだ。昨年の分まで、ゲムマ神戸を愉しみたいという思いは、諸先輩がたには負けていないはずだ。が、しかしー。


私と同じくボドゲファンの長男を連れて、いざ神戸国際展示場三号館へ。ファミリー事情で午後からの入場であったものの、その活気はビンビンと伝わってきた。自分にとっては、まるでエッセン会場に等しいくらいの興奮があった。このあたりで、息子が自分の財布を車の中に置き忘れてきたことを告白してきた。仕方がないが、この戦力ダウンは痛い。というのは、妻のほうは次男と神戸動物王国に行ってしまい、車に戻れないという事情があったのだ。ただ、ゲムマのほうに行きたがっていた三男を、妻チームにあずけてこれたのはよかった。車内で仮眠中だったという好機を、われわれは最大限利用することができたのだ。だから、自分たちに残されている時間内(約3時間)に、各ブースをチェックし、試游卓でできるだけ遊んでしまおうという作戦である。


まず、十面ダイス二個を入手。これは、クトゥルフTRPGなどで必要な100面ダイスロールのためで、ぜひとも手に入れておきたかった品である。そして、気になっていた「バイブルハンターTRPG」。ロストバイブルは所有するものの、バイブルハンター未経験の私にできるだろうかと不安だったが、TRPG経験がある方なら大丈夫というスタッフさんの言葉に勇気をもらった。財布を出そうとすると、なんとテストプレイモニターとしてアンケートに回答してくれるなら、無料でいいというのだ。これは、嬉しかった。なんとしてもこの役目を成し遂げねばならないという決意をもって、ルルブをちょうだいした。


息子と私が試游卓で遊んだゲームはどれも甲乙つけがたい作品であった。が、軍資金に問題のある中で、われわれが選んだものは、「トドメハンター」であった。事前の情報をまるで入手していない中で、この作品に出会えたことはラッキーであった。何よりもそのテーマ性がファンタジーRPG的で素晴らしい。そして、プレイ時間はそれほど長くないのに、充実感があるのだ。自分の手札にあるものから、一斉の"せ"で一枚を出すのと、バッティングルールを含むところは、「ハゲタカのえじき」的なシステムらしいが、私にはパーティ系ゲームを凌駕していると思う。試しプレイでは、スタッフさんを入れて三人でやったが、六人までできるはずだから、大人数でもプレイしたい。


残念ながら、その他のTRPGシナリオやルールブックを得ることはできなかった。それでも興味深かったのが、FT書房のスタッフさんたち。代表の杉本=ヨハネさんは、ご自身がTRPGのプレイヤーキャラクターのようだった。FT書房のHPから、剣闘士系のゲームブックをプレイさせていただいたことと、メールマガジンを読ませていただいていることをお伝えすると、喜んでくれて嬉しかった。このブースでは、ゲームブックを二冊ゲットさせてもらった。この寒い季節に「夏のおもひで」って、などとダメ出ししながらの購入だったが、もちろん本気じゃないですよっ。


TRPG系のブースで、ご自身のシナリオを売ることよりも、TRPGの愉しさを教えてくださった方もいた。初心者にはハードルが高いといって売ってくれないのだ。それでもD&Dの第5版の日本語訳ルールの入手先や、海外で流行っているデルタグリーンというクトゥルフ神話TRPG系の別ルルブの事などを話してくださった。英語のTRPGシナリオなどを入手するのに、RPGナウというHPがある事などを教わった。ご自身は京都でセッションを開いているらしい。いつかご一緒したいと思うのだが、敷居はちょっと高そうだ。この方がポッドキャストされたらなぁ、と強く思ったほど、お話が面白かった。


グループSNEのブースもすごかった。かの有名な安田均御大がおられたし、「デモンワーカー」の黒田氏が競馬レース(?)のインストしてはる。「デモンワーカー」の背景イメージをデザインされた永田愁さんと"助手"の松田さんもいてる。ボードゲーム系ポッドキャスト「豚の鳴き声」とニコニコ動画「SNEわんぱくゲームラボ」の面々を拝見できてよかった。T&T完全版のボックスも見せてもらったが、セッションには時間がなくて参加できず。いつか買うぞ、T&T。そして、来年も行きたいな、ゲムマ神戸ー。