shishintheboardのブログ

小説、雑誌、新書、専門書、TV、ニュース記事などからの気になったことをメモしたり、そこから掘り下げて黙想したいことを書き綴ります。どんな形でもいいから、表現化したいな~。

ソードワールド2.0の初シナリオ

TRPGをするぞ。ゲームマスターしながら、自分もプレイヤーとして参加するために、ルールブックI改定版に記載されているサンプルシナリオ「バルトゥーの屋敷」を修正して初プレイに備えていきたい。


時代は、現代の私たちが住む地球でいうなら、17、18世紀というところか。18世紀といえば、北西航路の探検、極地への探検( のちのピアリーの北極点到達、アムンゼンの南極点到達という成果につながる)など、人類が世界の神秘的な秘境や極地に挑んだ冒険者の時代だともいえる。もっとも、これからプレイするTRPGは、別世界、別時代のソードワールドという世界観。


ザルツ地方のテラスティア大陸にルキスラ帝国がある。 300年ほど前に滅んだ魔動機文明時代には、多くの技術学者を産出した土地柄である。そんな学者たちが住んだ屋敷や研究所が、いまや価値ある遺跡というわけだ。大勢の冒険者たちがこの土地に、遺跡探索と称してこの首都ルキスラにやってくるのも無理はないだろう。財宝、歴史的な価値ある文献、魔法の品々などを求めに、あるいは、名声を勝ち取るために、さまざまな階層の人々が押し寄せている。その中の一人が、このわしだ。人族と蛮族の世界を行き来し、世界中の不思議に遭遇するのを生きがいとして旅しているわしが行きついた先が、ルキスラというのも当然の成り行きである。


冒険には危険がともなう。未開拓の土地や遺跡に足を踏み入れるとなると、あらゆる魔物たちに出くわすことも予想しておかねばならない。かく言うわしも、ボウガン(弓型の武器)の技術習得には日々、磨きをかけてきた。たとえ他人がわしのことを おいぼれ老人だと揶揄したとしても、わしの冒険者としての経験と情報収集力には絶対の自信があるし、なによりも、わしがエルフ種族だということを忘れてもらっては困る。人間様の軽く五倍は長生きできるのだから。


ああ、あのにぎわっている冒険者の宿にでも泊まるか。今夜はゆっくりと休めそうだわい。わしと一緒に闘ってくれる仲間に出会えればよいのだが。信頼できる勇者たちとー。