shishintheboardのブログ

小説、雑誌、新書、専門書、TV、ニュース記事などからの気になったことをメモしたり、そこから掘り下げて黙想したいことを書き綴ります。どんな形でもいいから、表現化したいな~。

ソロアドベンチャーで鍛えるぞ

『GMマガジン』第1号に掲載されている杉本=ヨハネ氏のソードワールド2.0ソロアドベンチャー『少年剣士の旅立ち』。これで、闘い方を学んでいる。いまさら?という話だが、ルールブックだけではよくわかっていなかったため、なんちゃってGMをしていたのだ。いまうちの三男坊用の剣士を作成して、彼を鍛えているところだ。闘いの手順をメモしておきたい。


1) 魔物知識判定。(ルルブ p.118)
2D6+セージ技能レベルと知力ボーナスを足して、魔物の知名度/弱点値以上ならば、GMから知識を聞き出せるというもの。うちの剣士には、この技能がまだないのでスキップだ。シナリオで協力プレイする場合には、誰かが持っていないといけないなぁ。 


2) 先制判定。(ルルブ p.114)
2D6+スカウト技能レベル(1)と敏捷度ボーナス(2)。魔物の先制値以上ならば、成功だ。先手を打てる。


3) 自分の攻撃、命中力判定。
2D6+ファイター技能レベル(1)と器用度ボーナス(2)。魔物の回避力と比べてそれ以上あれば命中。(命中しなければ、敵の攻撃となる。) つづけて、自分の武器でダメージを与える。2D6で出た出目を威力表をみる。ブロードソードの場合、出目⑩以上でクリティカル。⑩で6、⑪で7、⑫で8。さらに、振り足しで2D6。ダメージ点−魔物の防御点(例えば、2)を引く。その点を魔物のHPから奪うことができる。(HP0にすれば、勝利。)


4) 敵の攻撃、回避力判定。
2D6+ファイターレベル(1)と敏捷度ボーナス(2)。魔物の命中力と比べてそれ以上あれば回避成功。もし、失敗したなら、敵の攻撃。打撃点(例えば、ボガードは2D+5)。この点から自分の防御点(5)を引く。その点が自分のHPから削られる。HP0になれば、ひん死状態だ。なんとしてもこれだけは避けたい。


5) 自分の攻撃~敵の攻撃がどちらかが倒れるまでつづけられる。

TRPGって、やはり面白い。

七月には、大阪ドームでのTGFF(テーブルゲームファンフェスタ)に行った。多くのゲーマーの方々からTRPG熱をいただき、愉しく過ごせて大満足だった。こういった場は初めてだったので緊張していたが、『デモンワーカー』のゲームデザイナー黒田省吾氏やトンネルズ・ザ・トロールズ誌編集長の杉本=ヨハネ氏をお見かけし、お話させてもらったりして、気持ちを落ち着かせてセッションに参加することができた。お二人とも、ゲムマ神戸でちょっとお話させていただいただけなのに、小生を覚えてくださって・・・(うれし泣き)。


T&T(トンネルズ・アンド・トロールズ)やソードワールド2.0、クトゥルフ神話、クトゥルフ・バイ・ガスライト(=ロンドンのガス燈時代といえば、ヴィクトリア朝の時代)など、興味深いTRPGセッションが立ち並ぶ中、『歯車の塔の探空士』(通称、スカイノーツ)のセッションに参加。じつは、以前からこのルールブックを所有していて、ルールを読みながら、想像を膨らませていたのだ。だからどうしてもプレイしたかった。GM岡氏が初心者の私にも優しく教えてくれながら、他のメンバー三名とプレイ。あっという間の三時間だった。ボードゲームならば、考えたくもない重ゲーなのだろうが、TRPGではキャラの作成もあるし、それにシナリオ自体の面白さで愉しく過ごせるのだ。自分は飛行船の整備ができる職人気質な探空士になったのだが、あまり活躍の場はなかったようだ。それでも仲間と一緒になって敵の飛行船への攻撃や被災箇所にとんで行って対処したり、と忙しく立ち回らねばならない。空中に浮かぶラピュタへ向かうパズーとドーラ一家の飛行艇を想い出したよ。GMするのは難しそうだが、機会があれば、またプレイしたいと思う。


九月には、待ちに待っていた『GMマガジン』創刊号をイエサブなんばにて購入。少々高額な雑誌なので勇気がいったのだが、読んでみて大正解。ソードワールド2.0をまたプレイしたくなった。そして、なんといっても杉本=ヨハネ氏のソロアドベンチャーに感動した。杉本氏の描くT&Tもその他のゲームブックも大好きだが、ソードワールドの世界観も素晴らしい。少年兵はたくましく成長していくのだ。指定されたキャラでなくても、新しい戦士を作成してこのソロプレイで経験を積めば、実際のセッションに参加できるようになるだろう。うちの子どもたちには、最初のキャラ作り自体が苦手なので、そこをクリアさせてセッションに、というのが私の理想。愉しみではある。

ガスライトの光と影

子どもたちとのTRPGが一時中断していたのだが、最近また復活した。子どもたちの興味が戻ってきてくれたことは嬉しい限りだが、私自身のTRPG熱もこの数か月間、かなり冷めてしまっていたので、GMする上での戸惑いと恥ずかしさも味わっている。


ソードワールド2.0のシナリオで途中だったものが先週、終了できたのはよかった。オリジナルなので、盛り上がりにかけてしまったのはすべて私の責任だ。リプレイを文章化する中で、多少の演出の加味はお許しいただこう。鋭意制作中。


シャーロック・ホームズのゲームブックをクトゥルフ神話TRPGのルールを応用してTRPG化するというアイディアを抱いたまではよかったが、子どもたちにはまだ探偵ものを扱うのが難しいことに加えて、私自身のGM力とオリジナルシナリオに問題があるのとで、途中で挫折していたのである。ところが最近、素晴らしいサイトに出会い、この問題が一気に解消されそうなほど、私自身を勇気づけてくれている。


そのサイト名は『ガスライトの光と影』

だ。「19世紀末イギリスのヴィクトリア朝を舞台に、クトゥルフ神話TRPGを楽しく遊ぶためのコンテンツをまとめ」てくれている。そればかりか、非常に興味深い『巴里幻想奇譚ーシャーロック・ホームズの遺言』というシナリオを公開してくれているのだ。このシナリオをなんとかプレイしたいと思っている。