shishintheboardのブログ

小説、雑誌、新書、専門書、TV、ニュース記事などからの気になったことをメモしたり、そこから掘り下げて黙想したいことを書き綴ります。どんな形でもいいから、表現化したいな~。

キャラクタープレイヤー

テーブルトークRPGとゲームブックには様々な種類があり、想像力を触発させられる。小説もいいのだが、ロールプレイングは自分がキャラクタープレイヤーとしてその世界に介入し、選択肢の中から行動や趣向を選んでいくところに面白さがある。新しいものに私の触手が伸びるのはもちろんだが、古きよきものもあなどれない。ある方のブログを通して知ったのだが、1930年にはすでに、ゲームブックが出版されていたのだ。それも二人の米国人(あるいは、英国人か?)女性によって。題名はコンシダー・コンシークエンス、『結果を引き出すために考慮せよ』とでも訳されるだろうか。面白いのは、読者は初めにプレイヤーを選べることだ。ヘレンになるか、ジェドか、サウンダース家の者か。原書があればプレイできるのに、ツイッターでは一部しか入手できそうにないのが残念。

何からまとめようか。

いろいろな愉しみが出てきて困っている。9月にはTRPG関連の雑誌、文庫本を買いまくってしまい、読むほうがまだ追いついていないし、実際のプレイする時間も欲しいし、ネットからもフリーのシナリオを発見してしまうし、という贅沢な悩みを抱えている。


TtTマガジン第四号は、一周年記念号で分厚い。トンネルズ・アンド・トロールズ(T&T)のルールがだんだん分かってきた程度の初心者である私だが、ソロアドベンチャーというものに開眼させられている。選択肢の中からパラグラフ#を選んで読み進めていくのだが、それだけならば通常のゲームブックである。ソロアドベンチャーの場合、ルールに基づいてのダイスロールや出てきたモンスターと格闘プレイできるのだ。さらに、仲間とのTRPGもできるように多少アレンジすることが可能だと思っている。私がGMとなり、仲間には選択肢の中から選んでもらうばかりでなく、GMとの交渉でアイテムをもらったり、セービングロールを回避させるなど、その場その場で工夫することで冒険を有利に進ませるのだ。T&Tの場合、"死んでしまう"場合も多く、作りたてのキャラでソロアドベンチャーを繰り返し挑む愉しみがある。息子たちを巻き込んで遊ぶ場合には、魔法のアイテム、武具や武器を用意し、技能を選んでもらってから始めると面白い。

クトゥルフ・ヴァリアントでなら、T&Tルールで遊べるというのも目から鱗だ。クトゥルフ神話TRPG用のシナリオさえも、このヴァリアント用のキャラで挑戦できるということだ。もっともフレーバーが重視されるので、やはり1920年代のアメリカの雰囲気に合ったキャラクターを作成したいところだ。


Alone Against the Flamesというソロアドベンチャーのシナリオにも、もの凄い可能性を感じている。一回挑戦してなんとか生き延びられたので、それをまとめようと思うのだが、ちょっともう一回挑戦して、別の選択肢を選んでみたいという衝動にも駆られている。このようなシナリオならば自由に書き足すことも新しいオリジナルをつくることもできそうだという気がしている。脱出ゲーム的な要素を盛り込んでTRPGできるはずだ。

ソードワールド2.0の中世ヨーロッパ的ファンタジーな世界観も捨てがたい。冒険者4レベルのキャラをもっと成長させたいし、上級者用のシナリオにも挑戦したいのだ。ゲームマスタリー(GM)マガジン第一号のほうも、愉しませてもらっている。ソロプレイに、仲間との冒険、飛行船に乗って旅に出かけることさえ可能、というラクシアの世界。さて、どこから始めようか。

クトゥルフのソロアドベンチャー

「クトゥルフの呼び声」、クトゥルフ神話TRPGは、T&Tやソードワールド2.0とは違ったホラーのRPGで、大人の雰囲気がある。実際にセッションに参加したことはないのだが、ユーチューブ等で見せてもらったり、ポッドキャストで聞かせてもらったりしている。「豚の鳴き声」の酢豚氏によるセッションはとても面白いので、初心者にもお薦めしたい。


最近、TtT(トンネル・ザ・トロール)マガジンの第四号を入手し、そのクトゥルフ特集にはまった。T&Tのルールでも、クトゥルフTRPGをプレイできるというのは興味深い。クトゥルフのルールブックやシナリオは高価だし、10面ダイスが二個必要だという敷居の高さなのだが、これならT&Tに慣れた人なら手軽にできるはずだ。そして、もう一つの方法がある。もし10面ダイス二個を手に入れているのなら、他に必要なものは英和辞典だけだといえば、驚かれるだろうか。版権元のケイオシアムのホームページから、英語のルールやシナリオを無料で手に入れることが可能なのだ。とくに、Alone Against the Flamesというソロアドベンチャー用のシナリオは秀逸だ。初心者の私でも、充分愉しむことができた。ここからはネタバレになるのでご注意を。


※ 私のツイッターの方で書いちゃったので、繰り返すのが面倒になってしまいました。気になる方はそちらでご確認ください。